【書評】人生をガラリと変える「帰宅後ルーティン」 ── 夜の使い方が、明日の自分を決める

「帰宅したら疲れて何もできない」

多くの社会人が感じているこの言葉には、ある思い込みが隠れています。

「帰宅後は休む時間である」という思い込みです。

韓国の時間管理アドバイザー・リュ・ハンビンは、帰宅後の時間こそ人生を変える最大のチャンスだと主張します。その理由と方法を具体的に示したのが、この一冊です(翻訳:小笠原藤子)。

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この本の核心:夜を「回復」から「投資」に変える

仕事から帰って疲れた後に何かをするのは、確かに難しい。著者はそれを否定しません。

ただ、問題は「疲れているから何もできない」ではなく、「帰宅後に何をするか決まっていない」ことだと指摘します。

決まっていないから、なんとなくスマートフォンを見て、気づいたら深夜になってしまう。翌朝後悔する。そのループが続く。

帰宅後ルーティンとは、この「決まっていない時間」を意図的に設計することです。

ゴールデンタイムは夕方〜夜

著者は帰宅後の時間を「第2のゴールデンタイム」と位置づけます。

朝は多くの人が「ゴールデンタイム」として意識しはじめましたが、帰宅後の数時間もまだ可能性が残っています。特に残業のない日や、帰宅が比較的早い日に、この時間をどう使うかが鍵になります。

「やりたいこと」「学びたいこと」「整えたいこと」を帰宅後に少しずつ積み重ねることが、数年後の大きな差を生む。

帰宅後ルーティンの組み立て方

本書では、帰宅後ルーティンを組み立てるためのステップが紹介されます。

ステップ1:まず「着替えトリガー」を作る

帰宅したら、まず着替える。これがルーティンへの入口です。

仕事着から部屋着に着替えることで、脳が「仕事モードから切り替わった」と認識します。この切り替えの習慣がないと、仕事の疲れや思考を引きずったまま夜を過ごしてしまいます。

ステップ2:「ミニルーティン」を3つだけ決める

疲れた日でもできる、15分以内で完結する習慣を3つ選びます。

例えば:

完璧な夜のルーティンを最初から目指す必要はありません。まず3つだけ、確実にできることから始める。

ステップ3:「やりたいことの時間」を週3回だけ確保する

副業、語学、読書、運動など、自分が本当にやりたいことのための時間を、週3日だけ確保します。

「毎日やろう」と決めると、できない日に挫折感が生まれます。週3回という目標なら、1日サボっても「まだ2回ある」と思えます。

疲れた夜のための「省エネルーティン」

著者は、疲れ方に応じてルーティンを使い分けることも勧めています。

「疲れた日は省エネでいい」と決めておくことで、「もう今日はやめた」という全否定にならなくなります。

Habit Tracker との相性

帰宅後ルーティンの管理に、習慣トラッカーは特に力を発揮します。

こんな人におすすめ

まとめ:今日から試せること


Habit Tracker は、夕方・夜のルーティンを記録して毎日の積み上げを可視化するためのアプリです。帰宅後の時間を変えるツールとして、ぜひApp Storeで無料ダウンロードしてみてください。